横浜アウトレット
(IDC大塚家具)家具

桐たんす工房を発祥とするIDC大塚家具は、2万4,600㎡という広さを誇る有明本社ショールームをはじめ、全国に16店舗を展開する家具&インテリアの販売店。国内外から選りすぐった約67,000種類以上の製品を取り揃えています。
今まではショールームに訪れたお客さんに記名を求め、従業員が同伴して接客するという会員制スタイルでしたが、現社長である大塚久美子氏は、流行の品揃えにし、気軽に入店できる店にするという経営方針です。
そんなわけで、今後は高級家具路線ではなく、中級クラスの家具を増やしていくのでは、というのが世間のもっぱらの見方のようです。
今回訪ねたのは、IDC大塚家具の「横浜アウトレット」店。4200㎡のフロアに、ここでしか見ることができない「アウトレット限定品」をはじめ、モデルチェンジ品やモデルルーム展示品、テレビ番組への提供品などを、IDC価格(IDC大塚家具で設定した価格)15〜60%引きの特別価格で販売しています。

横浜アウトレットの様子

ワンフロアにさまざまなタイプの家具をレイアウト

大塚家具横浜アウトレット外観「横浜アウトレット」へのアクセスは、公共交通機関で行くのなら、JR鶴見線「安善駅」か「浅野駅」で下車。徒歩約5~7分で到着します。

ただ、JR鶴見線は昼間の本数が少ないので、JR川崎駅より臨港バスを利用したほうが便利かもしれません。「寛政」停留所で下車すれば、目的地はすぐ目の前。倉庫のようなビルの外壁に大きな文字で「IDC大塚家具」と掲げられているので、すぐわかります。

入ってすぐの入り口近くには、比較的リーズナブルな価格帯の売れ筋商品を展示しています。フロアを時計周りに歩いて行くと、ソファベッド、パーソナルチェア、ベッド、収納家具、大塚家具オリジナルのソファや輸入品の高級ソファ、ダイニングセットなどが展示され、また入り口のところに戻ってくるようなレイアウトになっています。

部屋をコーディネートするような感じで、デザインテイストの似たソファとダイニングを混在させて置いてあるコーナーもあります。

初めて訪れた日は、ショールームを入ったところでソファを眺めていると、販売員の方がやってきて、あれやこれやと説明してくれるとともに、「何をお探しですか?」と質問されました。結局このあと、ショールーム内を見て回る間、ほとんどこの店員さんがついて回ることに。記帳こそ求められませんでしたが、初代社長の大塚イズムは健在といった印象です。

お客さんのタイプと目的によると思いますが、アウトレット店なのですから、もう少し放っといてくれるといいのにとは感じてしまいました。

入り口近くにカジュアルなソファ、奥に高級品が並ぶ

ソファコーナーの画像ソファは入り口近くに、収納付きカウチソファ2点セット6万1,560円(税込)など、大塚家具の商品にしては“安い!”、と思わせるものが並んでいます。日本の狭い住宅にあいそうな、スマートなデザインです。

こちらのソファは、アウトレット限定商品なのでしょう。割引率などは記載されていません。大塚家具のオリジナルブランド「キャズステージ」のソファは、定価15万4,440円(税込)のところ、店頭展示品につき20%OFFとなっていました。現品限りで20%OFFというのは、アウトレットの値引きとしては微妙という感じをぬぐえません。

ディスプレイされている家具に「リユース」と書かれているものがあったので、どういう意味かと質問すると、テレビの撮影などに使われ、戻ってきたものだとのこと。

だいたい30~50%で販売するそうです。なかには個人のお宅から引き取ってきたものもあるようです。

「テレビドラマの『下町ロケット』で、帝国重工の財前道生(吉川晃司)の部長室に使われていたソファは、うちが撮影協力したもので、撮影後はここでリユース品として展示。すぐに売れてしまいましたね」とスタッフの方の解説。

モデルルーム貸し出し品というのもあり、IDC価格15万8,760円(税込)のソファが50%OFFの7万9,300円(税込)で販売しているのもありました。ちなみにIDC価格というのは、国内メーカー品の市場価格を調査して、IDC大塚が設定した価格のこと。つまりIDC大塚のショールーム内での定価といったようなものです。

ソファはモダンなデザインを中心に、オリジナルのカジュアルライン、中級クラス、輸入品を含む高級品まで、幅広い取り扱いです。

スリープアドバイザーの肩書きをもつ販売スタッフがアドバイス

ベッドコーナーの画像ベッドコーナーは、スペースが広く確保され、フランスベッド、シモンズ、シーリー、レガリアに加え、下部がすのこになったもの、収納になったタイプなどが展示されています。

マットレスに関しても1万3,000円〜100万円までと幅広い品揃え。また、自分の体にあったマットレスの選び方を見つけるための解説も掲示されています。「ベッドの選び方は、汗かきの人、寝返りを多くうつ人など、体質や寝方などによって、それぞれ合うものが異なります。ベッドを選ぶ際は、靴も上着も脱いで、実際に寝てみてから選んでください」とスリープアドバイザーの肩書きを持つ販売スタッフの方がアドバイスします。

店頭での価格はだいたいIDC価格の20~40%引きで、一部50%OFFのものも。ベッドのみならずシーツなどの寝具も展示販売されています。

ダイニングテーブル&チェアは20〜30%OFFが主流

ダイニングテーブルコーナーの画像ダイニング家具はテーブルの天板が無垢材、突き板、ガラスのもの、さらにシックなデザインから超モダンなタイプまで、さまざまなデザインのものがあります。

テーブルと椅子は別々に価格表示されているものが多いので、必ずしもセットで買う必要はないのかもしれません。

IDC価格から20%OFFというのが最も多いようですが、なかには40〜50%引きのものも。

フロストガラスのテーブルトップにナチュラルな脚が組み合わさった「ビアナ2578」は、IDC価格19万4,400円(税込)。店頭展示品につき40%OFFで販売されていました。

また革製のアームダイニングチェア4脚セット34万8,000円(税込)は、50%OFFに。こちらは革の表面の使用感が少しあるものでした。

個性的デザインの輸入物に注目。値引き率も大きい

食器棚コーナーの画像食器棚などは、装飾的なものより、モダンで機能優先のデザインのものを主体に、アウトレット用に生産されている限定商品が多く見られます。

キッチン用オープンボード(幅117 奥行き49 高さ205㎝)が8万9,800円(税込)で売られているものもあります。

エレガントなデザインのメープル素材のダイニングボード(幅132.5 奥行き43.5 高さ214.2cm)は、スペシャルプライスとして27万円(税込)が40%OFFに。

イタリア製のモダンデザインのサイドボード「パシドブレ」(幅222 奥行53.5 高さ95cm)は店頭展示品のスペシャルプライスとして65万5,560円が40%OFFになっていました。

国内家具メーカーのベーシックなデザインのものより、輸入品などで、より個性的なデザインのものの方が、値引き幅が大きいように感じられます。

商品知識豊富なスタッフがサポート。ただし人によって対応が異なる

ソファコーナーの画像2今回は約1ヶ月の期間をあけて、2回訪ねてみました。1回目はお客さんの数が少なく、一人の販売スタッフの方がずっとついて回るような感じになりました。

2回目はお客さんの数が多かったせいか、販売スタッフの方に必要以上に構われることはなく、気楽に家具を見てまわることができました。

販売スタッフの方は、基本的には商品知識が豊富で、とても親切。1回めに案内してくれた人は整理収納アドバイザー2級、スリープアドバイザーの肩書きをもっていました。インテリア相談などすれば、きっちり対応していただけそうです。

「ここはワンフロアでスペースが限られているので、展示できる商品に限りがあります。上の倉庫にも家具がありますので、こんな家具を探している、と具体的に希望を言っていただければ、そちらからも在庫を探すことができます」

さらに「有明の展示場の方も見て、もし気に入った家具があれば教えてください。それと似たものが出たときにお知らせできます」とも。

ただ、検討用にと家具の写真やプライスカードをスマホで撮っていると、「写真を撮るのはやめて欲しい」と言われてしまいました。特にプライスカードは撮影NGとのこと。

そんなこともあり、2回めに訪ねたときは、ハナから撮影をあきらめて、価格や家具のサイズをメモしていると、以前とは異なる販売スタッフの方が近寄ってきて、「どうぞ写真を撮ってください」と言われました。

「前にきた時、写真はダメって言われたので……」というと、「いやいや、そんなことはありません。だってメモするの、面倒でしょ。プライスカード、写真を撮りやすいように私が持っていましょうか」とまで気を遣ってくれました。同じ店なのに、ずいぶんスタッフによって違うんだな、とびっくり仰天でした。

いずれにしても、家族で検討したり、値段やサイズを比較する上でも、写真は欠かせない資料になります。商品を撮らせてくれた方がうれしいですね。

また1回めと2回めでは、ショールームのレイアウトや品揃えも大きく変わっていました。2回めは来客者も多く、売約済みになったものは、どんどんショールームより引き下げられ、その場所に新しい家具が展示されていきます。家具の入れ替わりは、かなり早いということがわかりました。

会員になって長期作戦で探すのも一法

大塚家具のインテリア画像

会員制であった従来とは異なり、会員登録しなくても家具を購入できるようになりました。また、高級家具を扱う大塚家具、というイメージは若干薄らぎ、さまざまな価格帯の家具が扱われています。

販売スタッフに「今後、扱う家具のグレードが変わるんですか?」と尋ねると「そんなことはありません。以前からオリジナルのカジュアルラインの家具を販売しておりますし、輸入の高級家具は今後も扱っていきます。ただ、レイアウトの変化などで、以前より親しみをもっていただけるように変えていくようになります」とのことでした。

ここではお手頃な価格帯の「アウトレット限定商品」と、IDC価格から20~30%OFFの商品が主流。50~60%OFFは、そんなに多くありません。タイミングよく、自宅にあうデザインのものが、本来の価格より大幅に安くなっていればラッキー。それも大塚家具が得意とする高級家具なら、なおさらお得感が得られるのでしょう。

アウトレットでは、欲しいものが運良く1回で見つかるとは限らないので、販売員さんに相談して、「イメージに近いものが入ったら連絡してもらう」という、長期作戦をとるのもいいかもしれません。その場合は「IDCパートナーズ」という会員になることをすすめられます。これは従来の会員制度が形を変えたもの。入会金・年会費は無料で、買い物100円(税込)ごとにポイントがたまります。不要家具引き取りやメンテナンスなど、さまざまなサービスもついています。

Store横浜アウトレット(IDC大塚家具)の概要

IDC大塚家具HP

横浜アウトレット

神奈川県横浜市鶴見区寛政町21-1

アクセス

JR鶴見線「安善駅」「浅野駅」より徒歩約5~7分

営業時間

AM10:00~PM18:30

※こちらのサイトは、独自で調査した内容をまとめたものです。
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